2019年に4年ぶりの新作『メトロポリス探偵社~空想東京百景〈令〉』が発売され、2020年は『桃瀬さん家の百鬼目録』『桃瀬さん家の百鬼目録2』『ぼくには孤独に死ぬ権利がある――世界の果ての咎人の星』も出すなど、デビュー20周年はそこそこ働いておりました。
まあ、2007年の『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』が実質的なメジャーデビューなので、実働は13年くらいなんですけどね。
というわけで、自己紹介の更新版ですー。
作家(小説家・漫画原作者)。東京都出身。
故・小池一夫氏に師事し、漫画原作者、ゲームシナリオライターなどを経て、小説へ活躍の場を移しました。
1999年からあれこれ活動しておりますが、主な著作は以下の通りです。
- 2004年 『ペンデルトーンズ』上下巻(漫画原作)
- 2005年 『試作品少女 空想東京百景』(小説)
- 2007年 『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』(小説)
- 2008年 『空想東京百景』1巻(小説)
- 2012年 『雲形の三角定規』(小説)
- 2013年 『咎人の星』(小説)、『ペンデルトーンズ 咎人の星』上下巻(新装版/漫画原作)
- 2015年 『空想東京百景〈V2〉殺し屋たちの休暇』『空想東京百景〈V3〉殺し屋たちの墓標』(小説)、『空想東京百景〈異聞〉Strange report』(漫画原作)
- 2019年 『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』(小説)
- 2020年 『桃瀬さん家の百鬼目録』『桃瀬さん家の百鬼目録2』『ぼくには孤独に死ぬ権利がある――世界の果ての咎人の星』(小説)
小説投稿サイトは、LINEノベルがサービス終了してしまったので、現在はカクヨムで活動しています。
- カクヨム 『空想東京百景〈夜話〉Night tale』『祀のアト』
また、作家業の傍ら、「パノラマ観光公社」「柚原季之」名義で、他の作家さんの出版企画にも携わっております。手がけた企画は以下の通りです。
- toi8 『追憶都市 toi8 ArtWorks』(一迅社/画集)
- toi8 『追憶都市〈異聞〉 toi8 ArtWorks』(一迅社/画集)
- 日日日 『平安残酷物語』(講談社BOX/小説)
- 日日日 『のばらセックス』(講談社BOX/小説)
- 日日日 『図書館パラセクト』(講談社BOX/小説)
- 日日日 『ビスケット・フランケンシュタイン〈完全版〉』
- 日日日 『はこぶねエトランゼ』(講談社BOX/小説)
- 石田敦子 『姉さんゴーホーム』(講談社KCデラックス/漫画)
- 福永未来 『万引き女子〈未来〉の生活と意見』(太田出版/自伝)
そして、「パノラマ観光公社」としての活動は、pixivFANBOXで取りまとめることになりました。
新規のお仕事のご相談、ご依頼は、TwitterのDMか、以下のメールアドレスへお願いいたします。
フリーランスですので、お気軽にどうぞ。
twitter.com
過去作品の詳細は、以下を開けてくださいー。
【小説(単行本)】
- 『ぼくには孤独に死ぬ権利がある――世界の果ての咎人の星』
ノベルバノベルズ(ビーグリー)から配信されました。
電子書籍というか、小説アプリ専売です。
『ペンデルトーンズ』『咎人の星』の〈完全版〉ということで、全面改訂の上、2020年の結末と創作ノートを書き下ろしました。
『空想東京百景』シリーズと並行で19年かけて書いてきた、もうひとつのライフワークでしたが、これでようやく「正しく完結」しました。
今回もイラストは小川麻衣子さんです。
- 『桃瀬さん家の百鬼目録』『桃瀬さん家の百鬼目録2』
電撃文庫(KADOKAWA)から1巻と2巻の二ヶ月連続刊行となりました。
日日日、ゆずはらとしゆき、SOW、森崎亮人の4人が、それぞれ『桃瀬さん家の百鬼目録』という連作短編を書き下ろす謎のシェアードワールド(?)企画で、イラストレーターは吠Lさんです。
ジャンル的には「桃太郎」とか「浦島太郎」とか「猿蟹合戦」とか、"御伽噺"をテーマにした現代伝奇バトルコメディで、2019年の浅草が舞台です。というか、『メトロポリス探偵社』とは世界観の一部を共有しています。
原作・原案は日日日さんで、ぼくはキャラクター&世界観設定・シリーズ構成、1巻「幕間」、2巻「猿蟹合戦」「かぐや姫」を担当しています。
あと、「パノラマ観光公社」名義で企画編集に協力しております。
- 『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』
LINE文庫(LINE)から刊行されました。
タイトルの通り、『空想東京百景』シリーズの新作というか、シリーズ4年ぶりの続篇になります。
イラストレーションのtoi8さん、ブックデザインのヨーヨーラランデーズさんもそのままですが、平行世界〈東京〉の時代設定は東京オリンピック直前の昭和30年代から東京オリンピック直前の令和元年の現在に移り、登場人物も世代交代いたしました。
帝都探偵組合改め「メトロポリス探偵社」の若き社長代行「矢ノ浦光鶴」と、黒髪ロングで目つきの悪い小悪魔系〈探偵魔女〉な眼鏡っ娘「九葉祀」が繰り広げる、伝奇系探偵ラブコメ冒険奇譚です。
旧シリーズの読者諸賢には「ラブコメ?」と言われそうですが、今回はラブコメです。『殺し屋1』と同じくらいラブコメです。
講談社BOXに続いてLINE文庫も休刊してしまったので、現時点では全1巻で完結しておりますが、また何処かで続くかも知れません。

- 作者:ゆずはらとしゆき
- 発売日: 2019/12/05
- メディア: 文庫
- 『空想東京百景〈V2〉殺し屋たちの休暇』『空想東京百景〈V3〉殺し屋たちの墓標』
講談社BOX(講談社)から刊行されました。
架空の昭和三十年代〈東京〉を舞台にした伝綺活劇シリーズの続きで、今回は〈魔銃遣い〉の殺し屋・蓬莱樹一郎が主人公のガンアクションです。〈V2〉と〈V3〉の上下巻ですよ。
発売直後に講談社BOXが実質休刊してしまったので、講談社BOX版『空想東京百景』シリーズは全3巻で完結となっております。toi8さんも『空想東京百景〈異聞〉Strange report』のあとがきで書いている通り、運が良ければまた何処かで続くと思いますが。LINE文庫で続篇『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』が出ることになりました。
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/kodansha-box/topics/kusoutokyo/
2008年発売の1巻に続いて、イラストはtoi8さん、デザインはヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

- 作者:ゆずはら としゆき
- 発売日: 2015/03/03
- メディア: 単行本

- 作者:ゆずはら としゆき
- 発売日: 2015/04/02
- メディア: 単行本
- 『咎人の星』
ハヤカワ文庫JA(早川書房)から刊行されました。
かつて、漫画原作を担当した『ペンデルトーンズ』をベースに、新作小説として書き下ろしました。
異星の罪人とともに、1991年から2012年までの荒涼たる世界を生きた一人の女性の人生を描いたSF小説のつもりでしたが、『SFが読みたい!』とかではファンタジーとして扱われていたので、どうやらSFではなかったようです。
なお、『ペンデルトーンズ』との関係は、『デスハンター』と『死霊狩り』みたいな感じです(ハヤカワだし)。やってることは『妖星伝』みたいですけど。
イラストは小川麻衣子さん、ブックデザインは岩郷重力+WONDER WORKZ。さんにお願いいたしました。

- 作者:ゆずはらとしゆき
- 発売日: 2013/01/25
- メディア: 文庫
- 『雲形の三角定規』
双葉社から刊行されました。
1990年代の東京を舞台に、漫画家を目指す二人の青年(山手&帆足)と、二人の前に現れた怪しげな青年(兵頭)が繰り広げる、出版業界×青春小説です。
2010年7月から2011年11月まで、双葉社文芸webマガジン『カラフル』で連載されました。
『青春少年マガジン』の90年代版みたいな感じで考えていたのですが、結果として、90年代の暗さが煮詰まったような話になりました。
描かれているエピソードの大半は、ぼくや周囲の実話というか、実在したマイナー系漫画誌周辺の話なんですが、ひどい青春を送ってきたものだ。
もっとも、キャラクターと構成はすべてフィクションなアレンジを施しておりますので、作品としてはあくまでフィクションです。
2007年以降の作品では、この作品だけ電子書籍化されていませんので、いまは古本を探して読むしかないのですが、令和になったいま、オルタナティブな平成サブカルチャー史として書き直したいな、と思っております。
単行本化に際して、イラストは雨隠ギドさん、ブックデザインは重原隆さんにお願いいたしました。
- 『空想東京百景』
講談社BOX(講談社)から刊行されました。
架空の昭和三十年代〈東京〉を舞台に、異能の探偵や拳銃遣い、サイボーグ美女などが活躍する伝綺活劇の第一期シリーズと第二期シリーズを収録しています。
2001年から現在まで、toi8さんとのコンビで延々と書き続けている、ぼくの代表作です。そのわりには講談社BOX版が全3巻、一迅社REXの外伝漫画が全1巻、二見書房のプロトタイプが全1巻という寡作っぷりですが。
キャラクターデザイン・作画はtoi8さん、ブックデザインはヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

- 作者:ゆずはら としゆき
- 発売日: 2008/05/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』
ガガガ文庫(小学館)から刊行されました。
故・海野十三先生の小説『十八時の音楽浴』と『火葬国風景』を翻案した〈跳訳〉シリーズ第1弾です。
いくつかのキャラクターは『空想東京百景〈V2〉殺し屋たちの休暇』『空想東京百景〈V3〉殺し屋たちの墓標』にも登場していて、実は世界観も共通です。
他人の作品で何やってんだと思いますが、舞城王太郎さんの『九十九十九』みたいなものだと思っていただければ。
2007年に書いたこの作品以降は、だいたい安定しているような気がします。逆に言うと、これ以前は素人っぽくてあんまり読めたもんじゃないです(すいません)。
イラストは宮の坂まりさん、ブックデザインはヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

- 作者:ゆずはら としゆき
- 発売日: 2007/06/19
- メディア: 文庫
- 『試作品少女 空想東京百景』
二見ブルーベリー文庫(二見書房)から刊行されました。18禁。
『空想東京百景』シリーズですが、「講談社BOX版に向けての実験的な外伝」として書いていました。
基本設定は『空想東京百景〈V2〉殺し屋たちの休暇』『空想東京百景〈V3〉殺し屋たちの墓標』と同じですが、途中からストーリーラインが大きく変わるので、パラレルワールド的な内容になっています。
この作品だけ、イラストがtoi8さんではないのは、イラストレーターが先に決まっていたのに、ぼくのネタがギリギリまで決まらなくて、急遽書きかけのプロットを投入したから……という事情です。
2005年の時点では、講談社BOX版が出るかどうか分からなかった(小説家だと思われていなかった)というのもありますが、講談社の担当さんには滅茶苦茶怒られました(当たり前だ)。

- 作者:ゆずはら としゆき
- 発売日: 2005/10/21
- メディア: 文庫
※初期は「柚原季之」名義で、2000年に『妖幻天女』(ゲームシナリオ)と『ひまわりスタンダード』(小説)を発表しています。前者は「ゆずはらとしゆき」の単独執筆ですが、後者は合作で、アンカーが「ゆずはらとしゆき」でした。「柚原季之」名義は現在、「パノラマ観光公社」での企画編集業務に使っております。
【漫画原作(単行本)】
- 『空想東京百景〈異聞〉Strange report』
一迅社REXコミックス(一迅社)から刊行されました。
toi8さんの作画による『空想東京百景』シリーズの外伝漫画です。
『空想東京百景』1巻をベースに、toi8さんが作ったオリジナルストーリーなネームに、ぼくが台詞を入れて、作画していただくという、変則的な形で描いていました。ラストには書き下ろしの小説も入っております。
ブックデザインはヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。
- 『ペンデルトーンズ 咎人の星』
一迅社REXコミックス(一迅社)から上下巻で刊行されました。
『ペンデルトーンズ』の新装版です。
ブックデザインは楠目智宏+池田悠(arcoinc)さんにお願いいたしました。

- 作者:宇佐美 渉
- 発売日: 2013/02/27
- メディア: コミック

- 作者:宇佐美 渉
- 発売日: 2013/02/27
- メディア: コミック
- 『ペンデルトーンズ』
大都社から上下巻で刊行されました。
作画は宇佐美渉さん、ブックデザインは小石川ふに(デコネコ)さんにお願いいたしました。
ひねくれ眼鏡っ娘(幼児体型)とメイド宇宙人(♂)のラブストーリーです。
駆け出しの頃はごく普通のラブコメエロコメばかり書いていて、まったく個性がなかったんですが、『空想東京百景』シリーズと同時連載だったこの作品あたりから独自性が出てきた感じです。
まあ、それが良かったのかというと、別に良くはなかったんですが。
【企画編集・編集協力/パノラマ観光公社】
- 『信長名鑑』
太田出版から刊行された、姫川榴弾さんの信長名鑑です(他に言いようがない)。
ほんの少しですが、「パノラマ観光公社」名義で編集協力しています。
というか、『万引き女子〈未来〉の生活と意見』からの流れで、少しだけ手伝いました。
- 『恋の穴におちた。』
LINE文庫(LINE)から刊行された、日日日さんの小説です。
『メトロポリス探偵社』作業のついでなので、ノンクレジットですが、ほんの少しだけ、査読と設定まわりのチェックをしました。

- 作者:日日日
- 発売日: 2019/11/05
- メディア: 文庫
- 『万引き女子〈未来〉の生活と意見』
太田出版から刊行された、福永未来さんの体験告白本です。
「パノラマ観光公社」名義で企画編集を担当しています。
ブックデザインをヨーヨーラランデーズさん、カバー&本文のイラストレーションはゴトウユキコさんにお願いいたしました。

- 作者:福永 未来
- 発売日: 2017/08/29
- メディア: 単行本
一迅社から刊行された、toi8さんの画集です。
「パノラマ観光公社」名義の出版企画・プロデュース作品として、企画編集を担当しています。
ブックデザインをヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

- 作者:toi8
- 発売日: 2015/06/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

- 作者:toi8
- 発売日: 2015/07/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 『平安残酷物語』1~2巻
一迅社REXコミックス(一迅社)から全2巻で刊行された、『平安残酷物語』のコミカライズです。
作画は真西まりさんが担当されています。
原作小説とのすり合わせなどで、「パノラマ観光公社」名義で編集協力しています。
ブックデザインをヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

- 作者:真西 まり
- 発売日: 2014/08/27
- メディア: コミック
- 『平安残酷物語』『のばらセックス』『図書館パラセクト』『はこぶねエトランゼ』
講談社BOX(講談社)から発売された、日日日さんの小説単行本シリーズです。
http://kodansha-box.jp/topics/hhh/index.html
「パノラマ観光公社」名義の出版企画・プロデュース作品として、企画編集を担当しています。
〈日日日×千葉サドル〉シリーズと銘打って、全4冊を刊行しました。
予告だけ打たれたシリーズ5作目『聖少女エクスタシー』も存在しますが、講談社BOXが2015年で実質消滅したので、企画はお蔵入り、幻の作品となりました。
イラストを千葉サドルさん、ブックデザインをヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

- 作者:日日日
- 発売日: 2011/11/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

- 作者:日日日
- 発売日: 2011/11/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

- 作者:日日日
- 発売日: 2013/07/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)

- 作者:日日日
- 発売日: 2014/08/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 『ビスケット・フランケンシュタイン〈完全版〉』
講談社BOX(講談社)から刊行された、日日日さんの小説単行本です。
学研メガミ文庫から刊行された作品の〈完全版〉です。
日日日さんの講談社BOXものでは唯一、電子書籍化されていません。
イラストをtoi8さん、ブックデザインをヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

ビスケット・フランケンシュタイン〈完全版〉 (講談社BOX)
- 作者:日日日
- 発売日: 2013/09/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 『姉さんゴーホーム』
講談社KCデラックス(講談社)から発売された、石田敦子さんの漫画単行本です。
不思議なご縁で、企画編集をさせていただきました。江ノ島へ取材に行ったり、原稿を取りに行ったり(当時、たまたま近所に住んでいたので)、いろいろやっておりました。
ブックデザインはヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。
クレジットはありませんが、「パノラマ観光公社」名義の出版企画・プロデュース作品になります。

- 作者:石田 敦子
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: コミック
【漫画原作(読切・短期集中連載)】
- 『CANDYPOP KILL! KILL!』
『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)Vol.4+Vol.5に掲載されました。
伝奇バイオレンスもの。前後編ですが、単行本未収録。
作画はオオシマヒロユキさんと猪原賽さんでした。
- 『珠神サンセット』
『ゼロサムWARD』(一賽舎/一迅社)創刊号に掲載されました。
女子校ファンタジーもの。40ページくらいですが、単行本未収録。
漫画原作では、はじめて作者クレジットが入った作品です。
作画は宇佐美渉さんでした。
- 『メイプル・フール・デイズ』
ノンクレジットですが、『メイプル・フール・デイズ』という単行本に収録されています。18禁。
作画は宇佐美渉さんでした。
- 『魔女っ娘先生ぱすてるファルナ』
ノンクレジットですが、『Pastel Colors』という単行本に収録されています。18禁。
作画は宇佐美渉さんでした。
※初期は兼業作家でしたので、雑誌上ではノンクレジットでした。
※このリスト以外にもノンクレジットで漫画原作を担当した作品がいくつかありますが、漫画家さんとの共同制作の色合いが強いので、許可をいただいた作品のみ、掲載しています。
【コラム、エッセイ、インタビューなど(雑誌掲載)】
- テレビドラマ版『賭ケグルイ』レビュー
一迅社『Febri』Vol.48で、テレビドラマ版の『賭ケグルイ』のレビュー記事を書かせていただきました。
たぶん、誰かの代原だったと思うのですが、詳しいことはよく分からないです(声をかけてくれた担当さんがすぐ辞めてしまったので)。
「KAY-YOU」というwebマガジン(?)で『幽白、まどマギ…『デビルマン』永井豪の落とし子たち』という座談会に参加いたしました。
『DEVILMAN Cry Baby』の番宣(?)企画ということで、「月刊ムー」編集長の三上丈晴さん、ライターのガイガン山崎さんと三人で『DEVILMAN Cry Baby』とは関係ない『デビルマン』の話をしております。
【座談会】幽白、まどマギ…『デビルマン』永井豪の落とし子たち - KAI-YOU.net
- 『旅路の果てまでついてくる』
2013年に書いた全4回のエッセイ(旅行記)です。
とある編集プロダクションのwebサイトに掲載される予定でしたが、第1回だけは載っているかも知れません。
- 『甘美な忘却、キャラクターになりたいひとびと。』
青土社『ユリイカ』2010年6月号で、エッセイ『甘美な忘却、キャラクターになりたいひとびと。』を書かせていただきました。
「橋本治」特集号に書いた俗流文化論っぽいやつで、「『ハイスクール八犬伝』 とライトノベルの精神史」というサブタイトルが付いています。
相変わらず戯作趣味が強いですが、この直前くらいに大病を患ったり、面倒なことがあったりして、こういうテイストのエッセイを書くことは止めました。
この頃の戯作趣味の一部は『咎人の星』『祀のアト』といった小説に引き継がれているんですが、やっぱり評判は宜しくないですね。
- 『オタク・サブカル人間臨終図巻』
講談社BOXマガジン『パンドラ』(講談社)で連載していました。
雑誌の特集企画『山田風太郎トリビュート・嵐』からスタートした企画コラムで、「昭和三十年代以降に亡くなられた文化人の方々」から、原著では取り上げていない方を選んだ『現代版・人間臨終図巻』みたいなコンセプトです。
イラストは吉原基貴さんが担当されていました。
- 『かくのごとく、われきけり』
講談社BOXマガジン『パンドラ』Vol.3で、エッセイ『かくのごとく、われきけり』を書かせていただきました。
『ひぐらしのなく頃に』特集に書いた創作論っぽいやつです。タイトルからして太宰の『如是我聞』ですね。
- 『〈悪しきもの〉と〈子〉の迂遠な事情』
青土社『ユリイカ』2008年12月号で、エッセイ『〈悪しきもの〉と〈子〉の迂遠な事情』を書かせていただきました。
「母と娘の物語」特集号に書いたやつで、エッセイと銘打っていますが、実際には主義主張まで含めて、戯作的フィクションとして書いていたので、担当さんは面食らっていました(当たり前だ)。
後にそのフィクション性の強さとテーマから『咎人の星』のあとがき(?)として流用しましたが、また物議を醸すことに。
というか、こんなことを本気で考えているのかと思われて、仕事にも支障をきたすケースが出てきたので、戯作趣味はいったん打ち止めに。
- 『日常の謎』
講談社『メフィスト』2008年9月号で、テーマエッセイ『日常の謎』を書かせていただきました。
『ジャンルという名の妖怪たち』ゆずはらとしゆき|日常の謎|webメフィスト|講談社文芸第三出版部|講談社BOOK倶楽部
- 『男の〈顔〉と喰えない女』
青土社『ユリイカ』2008年9月号で、エッセイ『男の〈顔〉と喰えない女』を書かせていただきました。
「太宰治/坂口安吾」特集号に書いた『グッド・バイ』論です。
2008~2010年頃に書いたエッセイは戯作趣味が強く、ノンフィクションとフィクションの境界が曖昧なものが多いです。
- 『仕事人、“戦場”を語る!』
さくまあきらさんへのインタビューです。少年ジャンプと『ジャンプ放送局』のことについてお聞きしました。
実は劇画村塾(小池一夫塾)時代の講師と生徒だったので、インタビュアーに呼ばれたという経緯です。
『STUDIO VOICE』(INFASパブリケーションズ)2008年2月号に掲載されています。
※このリスト以外にも、コラム・エッセイ・書評・アンケートなどを単発でときどき書いておりました。2015年以降は、早川書房『S-Fマガジン』などで。