ゆずはらとしゆきの自己紹介(2023年冬版)
2023年冬、自己紹介の更新版です。
作家(小説家・漫画原作者)。東京都出身。漫画原作者、ゲームシナリオライターなどを経て、故・小池一夫氏に師事、小説へ活躍の場を移しました。
1999年頃からあれこれ活動しておりますが、主な著作は以下の通りです。
2004年 『ペンデルトーンズ』上下巻(大都社/漫画原作)
2005年 『試作品少女 空想東京百景』(二見書房)
2007年 『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』(小学館ガガガ文庫)
2008年 『空想東京百景』1巻(講談社BOX)
2012年 『雲形の三角定規』(双葉社)
2013年 『咎人の星』(早川書房)、『ペンデルトーンズ 咎人の星』上下巻(一迅社/漫画原作)
2015年 『空想東京百景〈V2〉殺し屋たちの休暇』『空想東京百景〈V3〉殺し屋たちの墓標』(講談社BOX)、『空想東京百景〈異聞〉Strange report』(一迅社/漫画原作)
2019年 『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』(LINE文庫)
2020年 『桃瀬さん家の百鬼目録』『桃瀬さん家の百鬼目録2』(電撃文庫)、『ぼくには孤独に死ぬ権利がある――世界の果ての咎人の星』(ノベルバ)
2023年 『葉名と伯父さん 小悪魔な従姪と秘蜜の姦係』(マドンナベリー文庫)
小説投稿サイトは、ときどきカクヨムで活動しています。
カクヨム 『空想東京百景〈夜話〉Night tale』『祀のアト』
また、作家業の傍ら、「パノラマ観光公社」「柚原季之」名義で、他の作家さんの出版企画にも携わっております。手がけた企画は以下の通りです。
石田敦子 『姉さんゴーホーム』(講談社KCデラックス/漫画)
toi8 『追憶都市 toi8 ArtWorks』(一迅社/画集)
toi8 『追憶都市〈異聞〉 toi8 ArtWorks』(一迅社/画集)
日日日 『平安残酷物語』(講談社BOX/小説)
日日日 『のばらセックス』(講談社BOX/小説)
日日日 『図書館パラセクト』(講談社BOX/小説)
日日日 『ビスケット・フランケンシュタイン〈完全版〉』
日日日 『はこぶねエトランゼ』(講談社BOX/小説)
福永未来 『万引き女子〈未来〉の生活と意見』(太田出版/自伝)
夜ノ杜零司 『自己啓発少女と俺の夢を叶えるAV撮影』(二見書房/小説)
森崎亮人 『未来のイヴとその娘 デリヘル呼んだら初恋相手の娘が来た』(二見書房/小説)
2023年10月から、二見書房から創刊いたしました、電子書籍専門の官能小説レーベル〈マドンナベリー文庫〉の企画編集を担当しています。
なので、その非公式サイトを兼ねて、「パノラマ観光公社」のブログをnoteに新設いたしました。企画編集系の業務告知はこちらで行っています。
「ゆずはらとしゆき」個人としての活動告知は、引き続きpixivFANBOXで行っております。現在の公式ブログということで。
仕事のご相談、ご依頼は、以下のメールアドレスへお願いいたします。
〈マドンナベリー文庫〉の企画編集をしておりますが、「ゆずはらとしゆき」自身はフリーランスですので、お気軽にどうぞ。
過去作品の詳細は、以下を開けてくださいませ。
- 【小説(単行本)】
- 『葉名と伯父さん 小悪魔な従姪と秘蜜の姦係』
- 『ぼくには孤独に死ぬ権利がある――世界の果ての咎人の星』
- 『桃瀬さん家の百鬼目録』『桃瀬さん家の百鬼目録2』
- 『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』
- 『空想東京百景〈V2〉殺し屋たちの休暇』
- 『空想東京百景〈V3〉殺し屋たちの墓標』
- 『咎人の星』
- 『雲形の三角定規』
- 『空想東京百景』
- 『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』
- 『試作品少女 空想東京百景』
- 【小説(アンソロジー)】
- 『ゆびさき怪談』
- 【漫画原作(単行本)】
- 『空想東京百景〈異聞〉Strange report』
- 『ペンデルトーンズ 咎人の星』
- 『ペンデルトーンズ』
- 【ゲームシナリオ】
- 『妖幻天女』
- 【企画編集・編集協力/パノラマ観光公社】
- 『自己啓発少女と俺の夢を叶えるAV撮影』
- 『信長名鑑』
- 『恋の穴におちた。』
- 『万引き女子〈未来〉の生活と意見』
- 『追憶都市 toi8 ArtWorks』『追憶都市〈異聞〉 toi8 ArtWorks』
- 『平安残酷物語』1~2巻
- 『平安残酷物語』
- 『のばらセックス』
- 『図書館パラセクト』
- 『はこぶねエトランゼ』
- 『ビスケット・フランケンシュタイン〈完全版〉』
- 『姉さんゴーホーム』
- 【漫画原作(読切・短期集中連載)】
- 『CANDYPOP KILL! KILL!』
- 『珠神サンセット』
- 『メイプル・フール・デイズ』
- 『魔女っ娘先生ぱすてるファルナ』
- 【コラム、エッセイ、インタビューなど(雑誌掲載)】
2019年末のゆずはらさん20周年(12月)
えー、唐突ですが、2020年は、はてなブログ(ここ)の更新回数は少なめになります。
代わりに、PixivFunBoxの「パノラマ観光公社」やカクヨムの更新が増えると思いますので、そっちのほうをブックマークしてくれると有り難いですー。
あと、LINEノベルに掲載している、お蔵出し短編集『空想東京百景〈夜話〉』ですが、近いうちにPixivFunBoxやカクヨムにも掲載いたします。
たぶん1~3月くらいになると思いますー。
で、本題ですが、元々の「ゆずはら置き場」の開設日から計算すると、プロデビュー20周年になりました。
ものすごくいい加減なデビューのきっかけは1月に書いたので、良かったら参照してください。
加筆したバージョンもPixivFunBoxにありますが、当時を生きていたひとしかわからないマニア向けな固有名詞が出てくるので、いまのところ神に選ばれし者だけが読めるプラン扱いにしています。100円ですけど。
厳密に言えば、最初の小説(ひまわりスタンダード)とシナリオを担当したゲーム(妖幻天女)が出たのはもう少し後で、2000年の春だったんですが、何はともあれ20年です。
2007年の『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』が実質的なメジャーデビューで、それまでは小説家とは言い難いというか、漫画原作者のほうがメインだったので、実働は12年くらいなんですけど。
それでも何はともあれ20年です。
雑誌が休刊したりレーベルが休止したり、そのたびに移籍先を探したり。見つからなくてお蔵入りしたり。小説書くより他人の小説の企画編集に回ってくれと言われたり。
小説書くより下回りのほうが長かったんじゃないかと思うくらい、面倒くさいことばかりだったんですが、『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』でようやく小説が10冊目に届きました。
リアルサウンドブックさんに書評が載ったりして、まったくもって嬉しい限りです。
しかし、20年で10冊ということは、だいたい2年に1冊ペースか……。
それはそれとして、15年くらい前、ハードコアじゃないほうのえろまんが業界の景気がいよいよ悪くなり、創刊しては休刊する自転車操業もできなくなったことで『空想東京百景』と『ペンデルトーンズ』が中断*1し、移籍先を探してでも続けてやる、完結してやる、という執念で本格的に小説を書くようになったんですが、完結しても別に報われないんだな、というのが20年かかって悟った境地です。
物語というものは完結しても別に喜ばれるものではないと分かったので、続けるための努力と下回りは厭わないんですが、もう完結のために頑張るのは止めようと思っております。
なので、今回の新作も「完結篇開始」と銘打っていますが、完結はしません。
続かなかったら、宇宙からケンネル星人がやってきて殺人カビをばら撒いて人類は全滅したのだと思ってください。その場合、結末は全部『ザ・ムーン』がムーンムーンと涙を流して終わりですが。
裏を返すと、どさくさ紛れに『メトロポリス探偵社』でやりたい放題やらかしたので、ちょっと燃え尽きてる、というのもあるんですけどね。
さて、2020年以降の作家活動ですが、現時点で『空想東京百景』シリーズがどうなるのかは決まっておりません。というか、新年会まで担当さんと話す機会がないので。
講談社で無印の旧シリーズが全3巻でしたので、わりと講談社のコンテンツと思われがちですが、最初に書いていた出版社から始まって、二見書房、小学館、講談社、一迅社、LINEといろんな出版社で書いているんですよね。
最初に書いていた出版社がもうこの世に存在しないので、何処のコンテンツでもないまま、しれっと書き続けております。
なので、依頼があれば何処でも書くのが『空想東京百景』シリーズです。
なお、現在、小説の仕事は一件だけ入っていて、あとはお蔵入りの小説がどうなるかとか、そんな感じですね。
ライトノベルも気がついたら、15年前のえろまんがみたいな感じになっていますが……どうなるんだろうな。
とはいえ、そもそも小説だけ書いている専業状態は20年間の中でもほとんどなくて、仕事の大半は小説とは関係ない下回りなので、ゆずはらさんの生活はあんまり変わらないです。
まあ、何か御用がありましたら、以下のメールアドレスへよろしくお願いいたしますー。
それでは、みなさま良いお年を!
『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』LINE文庫発売(12月)
本日、LINE文庫から『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』発売いたしました。
4年ぶりの『空想東京百景』シリーズ新作で、イラストレーションのtoi8さん、ブックデザインのヨーヨーラランデーズさんもそのままですが、舞台の平行世界〈東京〉は講談社BOXで書いていた旧シリーズから一新しまして、東京オリンピック直前の昭和30年代から東京オリンピック直前の令和元年の現在に移りました。
どっちも東京オリンピック直前なんですが、出版社が変わったのでリブートしましょう、ということです。
なので、登場人物も世代交代いたしました。
今回は「メトロポリス探偵社」の若き社長代行「矢ノ浦光鶴」と、〈探偵魔女〉な黒髪ロングの眼鏡っ娘「九葉祀」が繰り広げる、オカルトパンク探偵冒険活劇とラブコメです。
位置づけとしては、講談社BOX版の続篇ですが、エピソードは独立しております。そして、シリーズ完結篇の開幕です。
キャラクターがいる限り、物語はいくらでも続きますし、ライフワークなので死ぬまで書き続けていきますが、世界観だけはひと区切りということで。
LINE文庫『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』
— ゆずはらとしゆき@新作小説『メトロポリス探偵社』12月5日発売 (@yuz4) 2019年12月5日
4年ぶりの新作小説にして、王子様と魔女(@WitchOperative)のオカルトパンク探偵冒険活劇、toi8さん(@toi81008)のイラストで本日発売!
Amazon/https://t.co/KHmKPjHZ0Q
試し読み/https://t.co/uWUqoujL7Y#LINE文庫#空想東京百景 pic.twitter.com/P1VsqECgR3
まあ、小説に限らず、出版業界の状況は厳しいのですよね。
どっかの売れっ子なひとには「まったく金にならない上にあんまり自由もない。何を好き好んで小説なんか書くんだ?」とか言われたりして、「だったらガチャガチャうるさい豚の餌でも作ってろよ」と思う昨今ですが、これからライトノベルの依頼が来るかどうかも怪しいので、書けるときに書いておこうかと。
実際、次の仕事もたぶん小説だと思いますが、ライトノベルではないんですよね。
なお、LINEノベルの公式じゃない個人アカウントとPixivFunBoxでは、『メトロポリス探偵社』あとがきの別バージョンや旧シリーズのお蔵出し短篇の『空想東京百景〈夜話〉Night tale』が載ってますので、合わせてどうぞ。