本日、LINEノベルアプリ(iOS版)がローンチしまして、新作小説『メトロポリス探偵社~空想東京百景〈令〉』が、LINE文庫公式連載になりました。
タイトルの通り、講談社BOXなどで書いてきた『空想東京百景』シリーズの新作といか、シリーズ4年ぶりの続篇になります。
イラストレーションのtoi8さん、ブックデザインのヨーヨーラランデーズさんもそのままですが、平行世界〈東京〉の時代設定は東京オリンピック直前の昭和30年代から東京オリンピック直前の令和元年の現在に移り、登場人物も世代交代いたしました。
2019年――かつて「三発目の新型爆弾」投下で壊滅した〈東京〉は奇蹟の復興を遂げ、凶悪異能犯罪で都市を震撼させた魔人たちも老いて消えた。
なのに、〈メトロポリス探偵社〉の若き社長代行・矢ノ浦光鶴の下に派遣されたのは、最凶最悪の眼鏡……自称「魔女狩りの魔女」九葉祀で、ちぐはぐな長身少女・鵙の都市伝説捜しも勝手に請け負ってしまった。おい。
そんな本作は、似て非なる歴史を辿った〈東京〉で怪異と戦う探偵たちのオカルトパンクな冒険奇譚――いや、胸いっぱいの愛と悪意で運命を捻じ曲げる「ろくでなしの魔女」と「呪われた王子様」のラブコメディだ!
だいたいこんな感じで、帝都探偵組合改め「メトロポリス探偵社」の若き社長代行「矢ノ浦光鶴」と、黒髪ロングで目つきの悪い小悪魔系〈探偵魔女〉な眼鏡っ娘「九葉祀」が繰り広げる、伝奇系探偵ラブコメ冒険奇譚です。
旧シリーズの読者諸賢には「ラブコメ?」と言われそうですが、今回はラブコメです。『殺し屋1』と同じくらいラブコメです。
こういう神の啓示がありましたので。
何はともあれ、最初の3話は無料のようですので、まずは読んでいただければ、という感じです。
アプリのマイページを「文芸」に設定して、「レーベル」タブからどうぞ。
で、LINEノベルでの新シリーズ(?)開始にあたって、公式連載とは別に「ゆずはらとしゆき」の個人アカウントを取りました。
こちらでは『空想東京百景〈夜話〉Night tale』という形で、『空想東京百景』シリーズの単行本未収録小説などを、ときどき公開する予定です。
ずっと自分でコンテンツをコントロールできる媒体が欲しかったのですが、SNSというよりはもっと同人誌寄りで、それでいて商業活動と相互補完する形でできないだろうか、と思っておりまして。
なので、実験的にカクヨムのアカウントで短編小説シリーズ『祀のアト』を書いていたのですが、 そろそろ本格的に始めようか、と。
あと、pixivFANBOXに「パノラマ観光公社」も開設いたしました。こちらはまだ開設したばかりでコンテンツはないのですが、元々、ゆずはらさんが出版企画に関わったり、編集したりするときの屋号ですので、有料支援プランで過去に書いた小説やエッセイの再録やお蔵出しをしようと思っています。
以前、実験的に過去原稿のお蔵出しをしたときに、少額でも課金のハードルを設定しないと、真面目に読む気のない失礼なひとにも届いてしまうことが分かったので。
とはいえ、無料でも仕事告知などのブログ機能が読めますので、宜しければどうぞ。
しばらくは、はてなブログと2本立ての運用になると思います。
それと、Twitterに『空想東京百景』の矢ノ浦小鳩がナビゲートしていた広報アカウントがありましたが、こちらも『メトロポリス探偵社~空想東京百景〈令〉』の九葉祀&矢ノ浦光鶴に交代しました。
新しいアカウントでは『空想東京百景』シリーズに限らず、関連コンテンツ全般の告知をしてくれるようです。
いや、ゆずはらさん個人のアカウントがいつも酔っ払ったような、しょうもないことばかり言っていて、たまの告知が紛れてしまうからなんですけどね……。*1