ゆずはら置き場/パノラマ観光公社

作家・ゆずはらとしゆきのお仕事報告ブログです。

LINE文庫の新刊、入稿しました(7月)

 どうも、ご無沙汰しておりました。

 近況ですが、LINE文庫さんの新刊を入稿いたしました。ていうか、実は6月中に。

novel.line.me

 そのわりに、LINEノベルのアプリがいつ始まるかは知らないんですが、手元のプレスリリースには「夏」と書いてあったので、ぼちぼち始まるんじゃないかなー、と。
 紙のほうは8月5日にレーベル創刊と告知されていましたが、12月刊までが「創刊タイトル」だと聞いたので、こちらも年内には出ると思います。

 内容はたぶん「現代ファンタジーでラブコメなので、ライト文芸な文庫だと場違いじゃないかという気もしますが、異世界ファンタジーでもないし、メインカプは女体化要素もないストレート(異性愛だから、ライトノベルなエッジというわけでもないな、と思い直しております。
 まあ、すごく普通に書いております。

 2015年以来、4年ぶりの新刊ですが、今年の仕事はたぶんこれでおしまいです。
 水面下の仕事はしておりますが、あとは来年ですね。

 

雲形の三角定規

雲形の三角定規

 

  そういえば、ふと思い出したのですが、一般向け作品で『雲形の三角定規』だけ電子書籍化されてなかったので、そろそろ電子書籍化しようかと思っています。

 発売以来、双葉社さんとは話していないんですが、かれこれ7年くらい経っているので、そろそろいいんじゃないか、と。*1

 まー、何処でどうするかとかはまったく考えてないんですけど、とりあえず書くだけ書いておきます。順調に行っても、此処から数年かかると思うので。

 登場人物とかはすべてフィクションですけど、描かれている状況がノンフィクションだったことから、発売当時は偶然の不幸で一部書店での販売ができなかったりしたので、骨を拾ってあげたいんですよね。

 もともと、90年代のマイナー系漫画業界やゲーム業界や出版業界に振り回され、行方不明になったり死んだりした友人たちの墓碑銘のつもりで書いた話でしたから。

 もっと具体的に言うと、加筆修正したいのですよ。注釈とか付けて、ノンフィクション寄りのディレクターズ・カット版で。
 あと、山手と帆足に関しては、その後の後日譚もあるので。
 舞台となったゲームセンターについても。

*1:双葉社さんから電子書籍化されなかったのは、当時、まだ本格参入してなかったのと、そもそも文庫化もされていないから、です。

4年ぶりの新作小説と「LINE文庫」創刊のお知らせ(4月)

ローンチタイトルに入っていてびっくりしたんですが、新レーベル「LINE文庫」で新作を書くことになりましたー。
linecorp.com

まずは、今夏サービス開始の「LINEノベル」アプリで公式作家として4年ぶりの新作小説を書く予定です。

担当さんが口の堅いナイスガイで、日日日さんが書くことしか聞いてなかったので、作家リストを見ると壮観だなー。

novel.line.me

novel-blog.line.me

ぼくは「LINE文庫」の予定ですが、別にほっこり泣かせる話ではなく、ゆかいな現代伝奇ラブコメです(たぶん)。

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こんな感じで。

まあ、いつもの調子というか、本人はライトノベルのつもりだけど、少年誌基準だと不適切でアレな感じで書いておりますが、「LINE文庫」がライト文芸で「LINE文庫エッジ」がライトノベルというか、マンガ誌で言うところの青年誌と少年誌の区分になるみたいですね。

何はともあれ、追々、作品の詳細が出ると思いますので、よろしくお願いいたしますー。

 

で、本当は3月のうちに、あらかたの作業を終わっているはずだったんですけども、4月上旬に一週間ほど検査入院しまして、まだ作業しております。
10年前にでかい病気をやっているので「数年に一度は検査せいよ」ということで。

結果、特に問題はなかったんですが、知らぬ間に再発して治っていた形跡はあったらしく「ついでだからもう一本点滴打ってけ」と、二泊三日の予定が延びました。
まー、歳も歳なので、無理はできないよなー、と。

とはいえ、4年ぶりの新作小説ですので、頑張りますー。

 

最近のKindleセールとか(2月)

Kindleというか、電子書籍でのセールは著者へお知らせが来るわけではないので、自分でチェックしないと見逃すことも多いんですが、講談社ノベルス系の50%ポイント還元セールと一迅社REXコミックスのセールを同時にやっていたようなので。

 

 

何度も書いておりますが、どっちも講談社BOXでは完結したけど、作品としては続けるよ」という感じです。
『空想東京百景』シリーズ〈V3〉のぼくのあとがき、〈異聞〉のtoi8さんのあとがきにある通りですし、日日日×千葉サドル〉シリーズ『はこぶねエトランゼ』巻末次回作予告が入っているので。

2015年から間が空いているのは、刊行レーベルが何処になるかと、(ぼく以外は)全員くっそ忙しい、という理由なので、両方クリアされればすぐ動きます。
逆に言うと、シリーズが始まった頃も忙しかったけど、いまに比べればそれほどでもなかったんだなー、というか。

 

で、ぼくに関しては黙々と企画書やら小説やら書きつつ、ちょっとだけ世間に顔を出すいつもの日常なので、特記すべき近況もありゃしないのですが、毎年恒例、早川書房さんの『SFが読みたい! 2019年版』「マイ・ベスト5」アンケートに回答いたしました。

毎年書いている通り、というか、肩書のところにも書いた通り、SF小説界隈とはまったく無縁というか、むしろ『咎人の星』が、るーみっくわーるど大好きお爺ちゃんや、00年代大嫌い元中二病患者とかに蛇蝎のごとく嫌われて、ハヤカワ的にも黒歴史扱いなのに、6年目ですよ。こっちはこっちで伊藤計劃以降」とか知ったことかよ、という感じなんですけどね。

あ、ベスト5自体は真面目に書いております。

SFが読みたい!2019年版

SFが読みたい!2019年版

 

 

咎人の星 (ハヤカワ文庫JA)

咎人の星 (ハヤカワ文庫JA)