ゆずはら置き場/パノラマ観光公社

作家・ゆずはらとしゆきのお仕事報告ブログです。

ゆずはらとしゆきの自己紹介(最新版)

FC2ブログの動作が怪しかったので、現在、ブログの更新はこっちで行っております。ということで、二年ぶりに自己紹介を更新いたします。


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作家(小説家・漫画原作者)。東京都出身。小池一夫氏に師事し、漫画原作者、ゲームシナリオライターなどを経て、小説へ活躍の場を移しました。「昭和」を題材とした空想伝奇小説を得意としています。

作家業の傍ら、「パノラマ観光公社」名義で、他の作家の出版企画にも携わっています。こちらは、toi8『追憶都市 toi8 ArtWorks』『追憶都市〈異聞〉 toi8 ArtWorks』、日日日『平安残酷物語』『のばらセックス』(講談社BOX)、石田敦子『姉さんゴーホーム』(講談社KCデラックス)など。

  • 2004年 『ペンデルトーンズ』上下巻(漫画原作)
  • 2005年 『試作品少女 空想東京百景』(小説)
  • 2007年 『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』(小説)
  • 2008年 『空想東京百景』1巻(小説)
  • 2012年 『雲形の三角定規』(小説)
  • 2013年 『咎人の星』(小説)、『ペンデルトーンズ 咎人の星』上下巻(新装版/漫画原作)
  • 2015年 『空想東京百景〈V2〉殺し屋たちの休暇』『空想東京百景〈V3〉殺し屋たちの墓標』(小説)、『空想東京百景〈異聞〉Strange report』(漫画原作)
  • 2016年 『町で見かけた奇人たちの運命』(web企画)


新規のお仕事のご相談、ご依頼は、以下のメールアドレスへお願いいたします。

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【小説(単行本)】

  • 『空想東京百景〈V2〉殺し屋たちの休暇』『空想東京百景〈V3〉殺し屋たちの墓標』

講談社BOX講談社から発売されました。
架空の昭和三十年代〈東京〉を舞台にした伝綺活劇シリーズの続きで、今回は〈魔銃遣い〉の殺し屋・蓬莱樹一郎が主人公のガンアクション(上下巻)です。

講談社BOX:空想東京百景|講談社BOX|講談社BOOK倶楽部

2008年発売の1巻に続いて、イラストはtoi8さん、デザインはヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

空想東京百景<V2>殺し屋たちの休暇 (講談社BOX)

空想東京百景殺し屋たちの休暇 (講談社BOX)

空想東京百景<V3>殺し屋たちの墓標 (講談社BOX)

空想東京百景殺し屋たちの墓標 (講談社BOX)

  • 『咎人の星』

ハヤカワ文庫JA早川書房から発売されました。
異星の罪人とともに、1991年から2012年までの荒涼たる世界を生きた一人の女性の人生を描いたSF小説ですが、『SFが読みたい!』とかではファンタジー小説として扱われているようです。
かつて、漫画原作を担当した『ペンデルトーンズ』をベースに、新作小説として書き下ろしました。
イラストは小川麻衣子さん、ブックデザインは岩郷重力+WONDER WORKZ。さんにお願いいたしました。

咎人の星 (ハヤカワ文庫JA)

咎人の星 (ハヤカワ文庫JA)

  • 『雲形の三角定規』

双葉社から発売されました。
1990年代の東京を舞台に、漫画家を目指す二人の青年と、二人の前に現れた怪しげな青年が繰り広げる、出版業界×青春小説です。
2010年7月から2011年11月まで、双葉社文芸webマガジン『カラフル』で連載されました。

www.f-bungei.jp

単行本化に際して、イラストは雨隠ギドさん、ブックデザインは重原隆さんにお願いいたしました。

雲形の三角定規

雲形の三角定規

  • 『空想東京百景』

講談社BOX講談社から発売されました。
架空の昭和三十年代〈東京〉を舞台に、異能の探偵や拳銃遣い、サイボーグ美女などが活躍する伝綺活劇の第一期シリーズと第二期シリーズを収録しています。
キャラクターデザイン・作画はtoi8さん、ブックデザインはヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

空想東京百景 (講談社BOX)

空想東京百景 (講談社BOX)

  • 『十八時の音楽浴 漆黒のアネット』

ガガガ文庫小学館から発売されました。
故・海野十三先生の小説『十八時の音楽浴』『火葬国風景』を翻案した〈跳訳〉シリーズ第1弾です。
いくつかのキャラクターは『空想東京百景〈V2〉殺し屋たちの休暇』『空想東京百景〈V3〉殺し屋たちの墓標』にも登場しています。
イラストは宮の坂まりさん、ブックデザインはヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

十八時の音楽浴―漆黒のアネット (ガガガ文庫)

十八時の音楽浴―漆黒のアネット (ガガガ文庫)

  • 『試作品少女 空想東京百景』

二見ブルーベリー文庫(二見書房)から発売されました。
『空想東京百景』シリーズですが、「講談社BOX版に向けての実験的な外伝」として書いていました。
基本設定は『空想東京百景〈V2〉殺し屋たちの休暇』『空想東京百景〈V3〉殺し屋たちの墓標』と同じですが、途中からストーリーラインが大きく変わるので、パラレルワールド的な内容になっています。

試作品少女 空想東京百景 (二見ブルーベリー)

試作品少女 空想東京百景 (二見ブルーベリー)

【小説(未単行本化)】

  • 『町で見かけた奇人たちの運命』

日日日ゆずはらとしゆき、SOW、森崎亮人が、それぞれ『町で見かけた奇人たちの運命』という短編連作小説を書き下ろす、という謎のシェアードワールド(?)web企画で、イラストレーターはヤグラヨウさんです。
ジャンル的には「桃太郎」とか「浦島太郎」とか「猿蟹合戦」とか、"御伽噺"をテーマにした現代伝奇っぽいです。

machikiji.jp

※初期は「柚原季之」名義で、2000年に『妖幻天女』(ゲームシナリオ)と『ひまわりスタンダード』(小説)を発表しています。「柚原季之」名義は現在、「パノラマ観光公社」での企画編集業務に使っております。

【漫画原作(単行本)】

  • 『空想東京百景〈異聞〉Strange report』

一迅社REXコミックス(一迅社から発売されました。
toi8さんの作画による『空想東京百景』シリーズの外伝漫画です。
『空想東京百景』1巻をベースに、toi8さんが作ったオリジナルストーリーなネームに、ぼくが台詞を入れて、作画していただくという、変則的な形で描いていました。
ブックデザインはヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

  • 『ペンデルトーンズ 咎人の星』

一迅社REXコミックス(一迅社から上下巻で発売されました。
『ペンデルトーンズ』の新装版です。
ブックデザインは楠目智宏+池田悠(arcoinc)さんにお願いいたしました。

  • 『ペンデルトーンズ』

大都社から上下巻で発売されました。
作画は宇佐美渉さん、ブックデザインは小石川ふに(デコネコ)さんにお願いいたしました。
ひねくれ眼鏡っ娘(幼児体型)とメイド宇宙人(♂)のラブストーリーです。

ペンデルトーンズ 上 (ダイトコミックス)

ペンデルトーンズ 上 (ダイトコミックス)

ペンデルトーンズ 下 (2)

ペンデルトーンズ 下 (2)


【企画編集(単行本)/パノラマ観光公社】

  • 『追憶都市 toi8 ArtWorks』『追憶都市〈異聞〉 toi8 ArtWorks』

一迅社から発売された、toi8さんの画集です。
「パノラマ観光公社」名義の出版企画・プロデュース作品として、企画編集を担当しています。
ブックデザインをヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

追憶都市 toi8 ArtWorks

追憶都市 toi8 ArtWorks

追憶都市<異聞> toi8 ArtWorks

追憶都市<異聞> toi8 ArtWorks

  • 『平安残酷物語』1~2巻

一迅社REXコミックス(一迅社から全2巻で発売された、『平安残酷物語』のコミカライズです。
作画は真西まりさんが担当されています。
原作小説とのすり合わせなどで、「パノラマ観光公社」名義で編集協力しています。
ブックデザインをヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

平安残酷物語 (1) (IDコミックス REXコミックス)

平安残酷物語 (1) (IDコミックス REXコミックス)

平安残酷物語 (2) (IDコミックス/REXコミックス)

平安残酷物語 (2) (IDコミックス/REXコミックス)

  • 『平安残酷物語』『のばらセックス』『図書館パラセクト』『はこぶねエトランゼ』

講談社BOX講談社から発売された、日日日さんの小説単行本シリーズです。

講談社BOX:図書館パラセクト 日日日|講談社BOX|講談社BOOK倶楽部

「パノラマ観光公社」名義の出版企画・プロデュース作品として、企画編集を担当しています。
イラストを千葉サドルさん、ブックデザインをヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

平安残酷物語 (講談社BOX)

平安残酷物語 (講談社BOX)

のばらセックス (講談社BOX)

のばらセックス (講談社BOX)

図書館パラセクト (講談社BOX)

図書館パラセクト (講談社BOX)

はこぶねエトランゼ (講談社BOX)

はこぶねエトランゼ (講談社BOX)

講談社BOX講談社から発売された、日日日さんの小説単行本です。
学研メガミ文庫から刊行された作品の〈完全版〉です。
イラストをtoi8さん、ブックデザインをヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。

ビスケット・フランケンシュタイン〈完全版〉 (講談社BOX)

ビスケット・フランケンシュタイン〈完全版〉 (講談社BOX)

  • 『姉さんゴーホーム』

講談社KCデラックス(講談社から発売された、石田敦子さんの漫画単行本です。
不思議なご縁で、企画編集をさせていただきました。
ブックデザインはヨーヨーラランデーズさんにお願いいたしました。
クレジットはありませんが、「パノラマ観光公社」名義の出版企画・プロデュース作品になります。

姉さんゴーホーム (KCデラックス)

姉さんゴーホーム (KCデラックス)


【漫画原作(読切・短期集中連載)】

  • 『CANDYPOP KILL! KILL!』

ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)Vol.4+Vol.5に掲載されました。
伝奇バイオレンスもの。単行本未収録。

  • 『珠神サンセット』

ゼロサムWARD』(一賽舎一迅社)創刊号に掲載されました。
女子校ファンタジーもの。単行本未収録。
漫画原作では、はじめて作者クレジットが入った作品でした。

  • 『メイプル・フール・デイズ』

ノンクレジットですが、『メイプル・フール・デイズ』という単行本に収録されています。

  • 『魔女っ娘先生ぱすてるファルナ』

ノンクレジットですが、『Pastel Colors』という単行本に収録されています。

※初期は兼業作家でしたので、雑誌上ではノンクレジットでした。
※このリスト以外にも漫画原作を担当した作品がいくつかありますが、漫画家さんとの共同制作の色合いが強いので、許可をいただいた作品のみ、掲載しています。

【コラム・エッセイ(雑誌掲載)】

  • 『甘美な忘却、キャラクターになりたいひとびと。』

青土社ユリイカ』2010年6月号で、エッセイ『甘美な忘却、キャラクターになりたいひとびと。』を書かせていただきました。

  • 『オタク・サブカル人間臨終図巻』

講談社BOXマガジン『パンドラ』(講談社で連載していました。
雑誌の特集企画山田風太郎トリビュート・嵐』からスタートした企画コラムで、「昭和三十年代以降に亡くなられた文化人の方々」から、原著では取り上げていない方を選んだ『現代版・人間臨終図巻』みたいなコンセプトです。
イラストは吉原基貴さんが担当していました。

  • 『かくのごとく、われきけり』

講談社BOXマガジン『パンドラ』Vol.3で、エッセイ『かくのごとく、われきけり』を書かせていただきました。

  • 『〈悪しきもの〉と〈子〉の迂遠な事情』

青土社ユリイカ』2008年12月号で、エッセイ『〈悪しきもの〉と〈子〉の迂遠な事情』を書かせていただきました。
後に『咎人の星』のあとがき(?)として流用されています。

講談社メフィスト』2008年9月号で、テーマエッセイ『日常の謎』を書かせていただきました。

『ジャンルという名の妖怪たち』ゆずはらとしゆき|日常の謎|webメフィスト|講談社ノベルス|講談社BOOK倶楽部

  • 『男の〈顔〉と喰えない女』

青土社ユリイカ』2008年9月号で、エッセイ『男の〈顔〉と喰えない女』を書かせていただきました。

※このリスト以外にも、コラム・エッセイは単発でときどき書いております。2015年以降は、早川書房S-Fマガジン』などで。

【その他(インタビューなど)】

  • 『仕事人、“戦場”を語る!』

さくまあきらさんへのインタビューです。少年ジャンプと『ジャンプ放送局』のことについてお聞きしました。
STUDIO VOICE』(INFASパブリケーションズ)2008年2月号に掲載されています。

ComicREX創刊140号記念キャンペーン

講談社のKindle1万点セールに続いて、一迅社ComicREX創刊140号記念、ということで、『空想東京百景〈異聞〉Strange Report』『平安残酷物語』漫画版全2巻を含めた電子書籍が、半額やポイント50%還元になっているようです。 

 

平安残酷物語: 1 (REXコミックス)

平安残酷物語: 1 (REXコミックス)

 

 

平安残酷物語: 2 (REXコミックス)

平安残酷物語: 2 (REXコミックス)

 

ComicREXでは、来月号(9月号)から真西さんのオリジナル新連載も始まるとのことですので、未読な方はこの機会に『平安残酷物語』コミカライズ版もよろしくですー。

 

 

ぼくの方は、前にも書いたように、小説が開店休業中ですので、代わりに「小説の仕事ではないけど、作家の仕事ではある」仕事をやっております。
本文だけ投げて、タイトルなどは先方さんが決めるのですが、特にクレジットが出るわけでもない仕事なので、そのあたりは気にしません。*1

そういえば、昔、何かの機会に作家さんたちが集まったときに「(小説では)作品タイトルもイラストレーターさんも自分で決めている」と言ったら、ある売れっ子作家さんにえらく驚かれたことがありました。
「なんとなく絵柄の要望を出したことはあるけど、イラストレーターを自分で決めたことがない」
と言われたので、こちらも驚いたのですが。

まァ、ぼくは自分で台割を作ったりもしていますので、かなり特殊な例ではあると思います。
それでも、デザイナーさんの決定権は半々ですし、イラストレーターさんは担当さんの推薦から決めることもあります。*2

そもそも、『空想東京百景』シリーズtoi8さんで何か作れ」という編集さんの無茶振り依頼で、ポートレートを見ながら第一期のプロットを作っていたので、作品作りにはいろんなパターンがあるのです。
個人的には、絵柄から逆算して考えていくので、イラストレーターさんが先にありきで決まっていたほうが、作品のイメージは作りやすいですね。*3

ちなみに、一番すごかったのは、駆け出しの頃のゲームシナリオ仕事でして、シナリオを納品して発売された商品のパッケージを見たら、登場人物の名前が全員変更されておりました。
さすがに、これはびっくりしましたが、ゲームシナリオはぼくの著作ではないので、まァ、そんなものかな、と。

あと、代わりの「小説の仕事ではないけど、作家の仕事ではある」仕事でも「技巧的な文章は読者が理解できない」と言われまして、ライトノベルで言われていたことと同じだったので、ああ、何処でも同じなんだなァ、と思いました。
対象読者層は高学歴なひとが多いらしいんですが、だからと言って技巧的な文章が評価されるのかというと、そういうことでもなく、むしろ小説や漫画を読む習慣がない読者層なので、シニカルな比喩とかはまったく理解できない、のだそうです。

そう考えると、00年代前半のライトノベルは、えらくハイレベルなことが許されていたんだなァ、と懐かしくなってきました。
単にジャンルのアイデンティティが確立される前の過渡期で、他のジャンルの権威へ乗っかる必要があったので、デタラメも渋々ながら許容されていた、とも言いますが。

でも、編集さんが「技巧的な文章は読者が理解できない」とか言い出すようになると、そのジャンルには惰性が忍び寄るのですよ。
惰性でやっているほうが実は儲かる、というのも事実ですけど。

*1:そういう仕事は昔からよくやっております。ゲームシナリオとかも、大半は無署名でやっていましたので。

*2:デザイナーさんを自分で選べる場合は、ヨーヨーラランデーズさんやデコネコの小石川ふにさんに頼んでおります。

*3:『空想東京百景』第一期や『ペンデルトーンズ』のあと、小池一夫劇画村塾(小池塾)で漫画原作者の勉強もしておりました。もっとも、ネーム原作の時代になったので、脚本原作の技術はライトノベルで活かされることになりましたが。