ゆずはら置き場/パノラマ観光公社

作家・ゆずはらとしゆきのお仕事報告ブログです。

2017年、あけましておめでとうございます

もう2月ですが、2017年の初ブログなので「あけましておめでとうございます」です。
本年もよろしくお願いいたします。

SFが読みたい! 2017年版

SFが読みたい! 2017年版

 

とりあえず、今年も早川書房さんの『SFが読みたい!2017年版』ベストSFアンケートに回答しております。

それ以外はあいかわらず開店休業というか、だいたい寝たり起きたりぼんやりしているだけの隠居生活でして、学生時代からの友人たちと新年会で飲んだ以外、1月は何もイベントがなかったです。
大丈夫なのかそれで。まァ、大丈夫ではないですが。

他人とコミュニケーションすらしていないというのは、もはや小説を書く以前の問題ではないのか、という気もします。

 

せめて物語脳のリハビリくらいはしようと、公開時に観そびれていた映画を立て続けに観ておるです。
なにせ、昨年観た新作は傷物語』『シン・ゴジラ』『ハイ・ライズ』『ゴーストバスターズ』『この世界の片隅にくらいで、あとはプリンス追悼の『サイン・オブ・ザ・タイムズ』爆音上映や名画座の旧作ばかりというテイタラクだったので。

映画にしても漫画にしても小説にしても、好きな作品なんだけども、ほんの少しひっかかるところがあって、それを妄想で膨らませていくうちに、自分の物語になってしまった、というパターンで物語創作業をしていたので、結局、観ることでしか物語脳のリハビリと回復はできないわけです。

なので、まったく観る意欲が湧かないとか、「面白かったなァ」だけで終わってしまうと、あー、物語脳が麻痺しているなー、と思います。
ただ、前者は本当にまずいけど、いちユーザーとしては後者の状態が健全なのですよね。
もやっとした引っかかりを妄想で補完していくというのは、健全とは言い切れないような気もするのですよ。

そう考えると、創作という行為は、健康と不健康の微妙な境界にあるのだなァ、と思います。

 

だいたいそんな調子なので、小説を書くかもしれません*1し、別の仕事をしているかもしれません。

別に霞を喰って生きているわけではないので、何かしら仕事をしないといかんわけですが、他人との接点がそもそもないので、今のところはただまったりと日々が過ぎていくだけなのです。

*1:『空想東京百景』の続編以外は暇つぶしなので、特に発表することもないですが。