ゆずはら置き場/パノラマ観光公社

作家・ゆずはらとしゆきのお仕事報告ブログです。

『メトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』LINE文庫発売(12月)

本日、LINE文庫からメトロポリス探偵社 空想東京百景〈令〉』発売いたしました。 

f:id:yuz4:20190624162008j:plain

4年ぶりの『空想東京百景』シリーズ新作で、イラストレーションのtoi8さん、ブックデザインのヨーヨーラランデーズさんもそのままですが、舞台の平行世界〈東京〉は講談社BOXで書いていた旧シリーズから一新しまして、東京オリンピック直前の昭和30年代から東京オリンピック直前の令和元年の現在に移りました。

どっちも東京オリンピック直前なんですが、出版社が変わったのでリブートしましょう、ということです。

メトロポリス探偵社~空想東京百景〈令〉 (LINE文庫)

メトロポリス探偵社~空想東京百景〈令〉 (LINE文庫)

 

 なので、登場人物も世代交代いたしました。

今回はメトロポリス探偵社」の若き社長代行「矢ノ浦光鶴」と、〈探偵魔女〉な黒髪ロングの眼鏡っ娘「九葉祀」が繰り広げる、オカルトパンク探偵冒険活劇とラブコメです。

位置づけとしては、講談社BOX版の続篇ですが、エピソードは独立しております。そして、シリーズ完結篇の開幕です。
キャラクターがいる限り、物語はいくらでも続きますし、ライフワークなので死ぬまで書き続けていきますが、世界観だけはひと区切りということで。

 

 

まあ、小説に限らず、出版業界の状況は厳しいのですよね。

どっかの売れっ子なひとには「まったく金にならない上にあんまり自由もない。何を好き好んで小説なんか書くんだ?」とか言われたりして、「だったらガチャガチャうるさい豚の餌でも作ってろよ」と思う昨今ですが、これからライトノベルの依頼が来るかどうかも怪しいので、書けるときに書いておこうかと。

実際、次の仕事もたぶん小説だと思いますが、ライトノベルではないんですよね。

 

なお、LINEノベルの公式じゃない個人アカウントとPixivFunBoxでは、『メトロポリス探偵社』あとがきの別バージョンや旧シリーズのお蔵出し短篇の『空想東京百景〈夜話〉Night tale』が載ってますので、合わせてどうぞ。

novel.line.me

pixiv.net